卒業式でダンス部員10名が卒業2006/03/01 23:00

格技場で後輩21人から先輩10人へ別れの挨拶。
 高校の卒業式で、ダンス部員10名が卒業した。紆余曲折のあった学年で、入学時の先輩(6期生)が強すぎて色々と苦労したとか、毎年顧問が変わったとか、修学旅行から帰った翌日が総文祭とか、とにかく大変だった。
 部長と自分との関係も、今までとはちょっと違う感じで、干渉されたくないという思いが強くて、ミーティングなどでもあまり発言しないようにとくぎを刺されていたので、その分こちらとしては、十分なことが出来たかどうかいつも不安だった。
 三年間すぎてみると、「あっというま」ということは全然なくてとにかく「長い三年間」だった。1年のときの総文祭の前日のこととか強制退部とか、とにかくよくここまで来たなと拍手を送りたい。
 この学年は新しいこともたくさんあって、「男子部員が二人以上いる初めての学年」とか、「四年制大学に行く始めての学年」とか「鴨高祭で部活とブロックを両立させた学年」とか「部活昇格して始めての学年」などなど。色んな意味で六期生に鍛えられたというのもあると思う。高校の体育教師を目指して進学を決めた男子生徒もいて、四年後が楽しみ。「県内にはダンスのできる男性体育教師はまだいない(はず)」と激励した。
 とにかく、それぞれがこれからも、ダンスを人生の色々な場面で続けていって欲しいと思う。
 夜の祝賀会では、顧問の先生と「単独公演を実現するべく頑張ろう」という話をした(以上2006/03/02)。

作曲に挑戦2006/03/02 23:00

 夜、うらじゃに出たいと考えているグループのリーダーから電話があって、30分くらい話をした。曲を創ることが難しくて、壁にぶつかっていて、それ以上前に進めない状態だという。にもかかわらず振付の創作や衣裳製作は三月のできるだけ早い時期に始めなくてはならないので、どうしたものかという相談である。

 うらじゃの踊りコンテスト部門には、原曲部門とオリジナル曲部門があるのだが、原曲ののんびりしたテンポでは、自分達が去年の文化祭でやったような勢いのある作品を創るのは難しいと判断して、オリジナル曲部門に出ることに決めたのが1月。
 当初は2月中に曲ができればと考えていた。
 曲を創るのは作曲班の10名程度が頑張れば何とかなるかも知れないと思っていたのだが、何しろ複数で曲を創ることを取りまとめるのは初めての経験だったので、手探りで進めていった。
 最初は作品のイメージの話し合いをし、続いて展開やストーリーの流れなどの話し合いをし、そこまでは何とかスムーズに行った。

 続いて具体的にメロディを考える段になって、「一人4小節考える」という課題を出したのだが、考えられる人がほとんどいなくて、皆「難しい」という。
 曲を考えるのが難しいのなら、「こんなイメージの曲というのを持ち寄ってはどうか」と言ってみると、「津軽三味線のいい曲がある」といって持ってきてくれた生徒もいたのだが、この頃から何となく、先行き不安な状況になってきた。
 エレクトーンでの編曲経験者が2名いたり、吹奏楽部の部員が数名いたりと、音楽経験者はいるのだが、作曲というのは普段の音楽活動の中では全くないのである。よく考えればそうなのだが、そこがダンスと決定的に違うところだなと思った。ダンスの場合創ってなんぼですからね。
 昨年の文化祭で使った曲は著作権の関係でコンテストでは使用不可らしく、使わせてもらえないか手紙と電話でうらじゃ事務局に問い合わせるようにアドバイスしたところ、「多分今年も無理」との回答だったようで、それを受けての電話であった。

 オリジナルでやりたいという最初の熱い想いはあるのだが、現実曲を創れない、使いたい曲の使用も問い合わせた結果無理。ということでリーダーは「メンバーにはまだ相談していなくて自分の今の個人的な思いではあるが」と断った上で、「曲を創ってくれませんかと聞いたとしたらどう答えますか?」という謙虚な質問(いきなり「曲を創ってくれませんか」と言わないところがグッド)。これは以前に部活のほうでひと月かけて曲を創ったことがあるという話をしたから、言わば最後の頼みの綱ということでの相談。

 こちらの答えは次のようなもの。
 ・可能な限り努力はするが、経験も浅いので期待に沿ったものができる自信はない。
 ・リーダー、音楽班リーダーの2名はもとより音楽班のメンバーにはできるだけの協力をしてくれないと一人では無理。

 「では、明日メンバーに今日の電話の内容を報告してまた連絡をするので、今からお願いできますか」ということで、とりあえず今から曲を創り始めます。幸い来週は入試の関係で暇なのです。(以上2006/03/03)

ダンスの映画「R↑ZE(ライズ)」を観る2006/03/03 23:31

RIZEのポスター
 ムービックス倉敷に来ていたのだが、今日が最後だったので行ってきました。観客は12人で、うち5人は知り合いでした。ダンス部の初代部長と4期生の2人連れや、現部員と友人達。
 サントラはすでに買っていて、なかなかいい曲がそろっていたし、DVDに入っていたプロモもなかなかよかった。肉体能力の限界まで出し尽くしている感じ。
 映画の舞台はロサンゼルス。ギャングが跋扈する貧民街を舞台にしたドキュメンタリーで、ダンスを生き甲斐にしている若者の様子を描いている。ダンスが魂の表現手段でありコミュニケーションの手段であり喜怒哀楽と直結するものであり、生きていることそのものであることが、淡々と描かれている。
 肉体と肉体がはじけ、ぶつかり合い、絡み合い、溶け合う様子を観て、やはりダンスは関わりの芸術だなと改めて思うのである。

発表会の通し練習2006/03/05 20:00

 国体でお世話になったりした、KAZMIさんの教室の発表会が来週あるのだが、そのための通し練習がありました。国体の豊な収穫に出るのだが、ソロの部分がなかなかまとまらない。即興ではなくある程度決めないといけないと思いつつなかなか…。
 そういうときほど色々関係ないことを思いつくものです。

 軽い布を使っていた作品があって、その素材に思わずひかれました。「メートルいくらくらいだろ?」。はためき方がカオスなのはこの軽さのせいだよな。重かったら風が勢いよくないと無理だしね。国体のフラッグを思い出してしまった。
 カノンを使っている作品があって、そういえばRapのカノンってあったよなぁ、と思い出した。しかもあれは1999年の2月の卒業生を送る会に有志で踊った時、最後に全員で挨拶をする時の曲として使ったのでした。エヴァの交響詩とかいう2枚組みに入っていた曲です。確か他のアーティストも似たようなことをしていたようなきが…と思ったらありました。クーリオ(Coolio)の「C U When U Get There」という曲です。
 就実大学のOG2人がアシスタントとして動いているのを見て、「開かれた大学構想」ってのを思いついた。大学のダンスサークルと、実習先の幼児と、地域の小学生とが一緒に踊れる機会を設けるというもの。色々な意味でよいと思うのだが。大変は大変ですが。
 ダメ出しのやり方って、人によって違いますが、やはり「踊っている最中に目に付くところを片っ端から言う(叫ぶ)」というのは、普通のスタイルなのでしょうか。それだと聞いているほうは踊りに集中できないし、言う側も全部が見れるわけではないし、全部が詳しく言えるわけではないので、やはり抜け落ちてしまう。だからなかなか全部がよくなっていきにくいのではと思うのですが。
 今回の作品はキッズからジュニアまで全ての作品をKAZMI先生が振付けられたのだが、帽子をつかったジャズとかは普通にかっこよかったのだが、それより印象に残ったのは、秋をイメージしたシーンで、三人が「アルハンブラの思い出」(多分)をテルミンか何かで演奏している曲で踊ったものと、その次のソロの作品。一番上級生だからというのもあるけれど、シンプルでも印象に残る動きが曲にもあっていて、ダンサーも動きがはっきりしているので、よかったです。
 そんなこんなで、部活で全員で踊る作品の振付をしたいなと思いました。いつも思っていながら勉強不足でなかなかできない。でもそろそろやらないと…。

 練習終了後に就大YさんとMTG。ホールとボランティアなどのもろもろに関する企画の相談を一時間少々(以上2006/03/13)。

近藤良平さんのWS三日目2006/03/06 23:00

倉敷芸文館の練習場。24人が入ると一杯に。左端はスタインウェイ。
 先週に続いて、ワークショップの三回目。2人欠席でほぼ全員参加。DAMDAの小石原さんも来られていた。というか倉知さんがDAMDAの方というのを始めて知った。

最初の30分は「準備運動にならない準備運動(レインドロップ)」の構成作り。出てくる順番や向きを工夫して変化をつけることで、ぐっと面白くなる。この作品は、引き続き近藤さんのソロに繋がる作品とのこと。

続いての一時間で、作品を一つ創る。
 最初にふたグループに分かれて、交互に動きをつけていく。両者が対決する話が、次第にずれてきて、ドッグレースになり、「隣町のやくざ」がいきがってみたり、「人類」が進化していって終了。って何の話かわからんでしょ。
 これも生ピアノらしい。
 一時間で作品完成。

続いて、創作編の初日にやった難しいやつ。これを2人ペアにして向きを前後に変えてやる。これがなかなか面白い。アイーダで一人のときと2人の時で見える風景ががらりと変わったのと同様の感じ。しかも2人でやることで振りを覚えれてしまう。位置関係とかの新しい手がかりがあるから。

続いてABの動きを交互にグループが入れ代わってやるやつのラストの組の動きをつけてそれをやってみる。
 最後は基礎編でやった動きの復習。これは5分で終了。

というわけで残すところあと一日。とはいっても、その後は公演までの間に何度かのレッスンがあるので、まだまだこれからが楽しみですね。公演のチラシも出来上がってきていました。問題は、4月16日は4時15分くらいに芸文館にたどり着く予定ということ。

ちなみに昼間はうらじゃMTGをリーダーと30分くらいして、今後の流れを確認。

近藤良平さんのWS最終日2006/03/07 23:00

ワークショップ

  昨日に続き、今日もワークショップ。そして今日が最終日。

 最初に近藤さんが言われたのは、「まだまとめたくない」とのとで、今までの復習ではなく、新しい動きをすることに。
 19:10~19:50 激しい動きのやつ。これは3年前のワークでも似たようなものをしたのだが、ゆっくりやればできる動きを早いリズムに乗せることで必死な様子がおもしろい。ワン8ごとに90度ずつターンするうごきと、移動しながら皿回しをして方向転換する動きの組み合わせ。
 20:00~20:30 虫の対決の復習、そしてこれに新しい動きが少しずつつけ加わる。直前まで色々な動きが加わるとのこと。曰く「ぎりぎりまで加える人だから」。
 20:30~21:30 2人組ごとにやる振付を次々に作っていく。2人組みは組によっては3人とか4人とか6人。それぞれの組み合わせにいいような動きができていく。
 ~21:50 最後にそれをつないでやってみる。

というわけで、4日間のワークでやった動きは次のとおり。
「今日の激しいやつ」
「虫の対決、ドッグレース」
「ABのペアの動きが次々つながるやつ」
基礎編2日目でやったラインになってやるシンプルなやつ(チッチッチ)」
「ワンモアタイム」
「小学生の対決」
「今日の次々に組が出てくるやつ」
「レインドロップ(準備運動にならない準備運動)」
 たくさん作品ができましたねと聞くと、「作品じゃなくてピースだよ」といわれた。なるほどそういうことか。ちょっと概念が違いました。

この日はワーク後に飲み会があり、結局25:30までほぼ全員で語り明かしました。近藤さんの子ども時代の話や普段の活動などいろいろなことをお聞きしました。
 本番はいよいよどうしようか悩み中。
 近藤さんは「どうちらにしても大変だね」。う~んホント大変です

うらじゃ

 昼休みに、うらじゃの生徒がMTGの結果、他のクラスも希望者は参加できることになったと報告に来た。大所帯になった場合のメリットデメリット、ならなかった場合のメリットデメリットを話し合って、デメリットを回避する方法も考えさせた結果。ちなみにメリットは迫力が出る、デメリットはまとまりがつきにくくなる、初心者は大変。
 あと練習場所とか連絡網とかもかな(以上2006/03/13)。

西川アイプラザで大会の相談2006/03/09 13:00

何もない会場はこんな感じです。
 ダイスケのイベントBl@cKS_treetのためのMTG。26日以来。
 西川アイプラザに行き、照明とか音響の確認をする。今回は予算もないので前日も借りて仕込みに使うなどができないので、「可能な時間でできることをお願いします」ということに。
 DJの位置を下手奥にしたり、袖幕をつることにしたりも決める。

 ブログのデザインで文章が短すぎると、フッターの下にある水平線と写真とが重なることが判明。CSSを書き換えなければいけないのだが。とりあえず文章伸ばしました(以上2006/03/13)。

リハーサルは緊張する2006/03/10 22:00

下手奥の袖から。
 先週の通し練習に続き今日が最後の練習。  なかなかイメージがかたまらない。  各作品の照明を作りこんでいるため、時間が少し押している。  「豊な収穫」は国体で踊った作品なので、元々は300人が陸上競技場で踊るという大規模なものなのだが、それを10人少々が西川のステージで踊るので、ダイナミックに見せるためにどうすればいいかとかを考えるのだが…。  就大OGのAさんに「遠慮しないでもっとメリハリをつけて」という貴重なダメ出しをしていただく。  この緊張感はなかなかよいです。自分をさらけ出してコメントをもらい、内省しつつ、再び表現する。それの繰り返しで次第に自分が空間にうまく溶け込んでいくというかはまり込んでいく感じがよいです(以上2006/03/13)。

発表会本番2006/03/11 20:00

チケット。
 というわけで本番でした。
 朝10時半から夜6時過ぎまでの長丁場なので、疲れました。でも就大の2回公演とかとは違い、時間には余裕がありました。
 ゲネプロではAさんに「昨日よりよくなった」と言っていただき、またTさんには「欲を言えば最後にもう一回ジャンプが欲しい」と言っていただきました。だいぶ動きすぎず、静と動のメリハリをつけるポイントがわかってきましたが、まだまだ慣れるほどではないです。難しいです。
 お母さん方はゲネでビデオを撮ったり、子どもの着替えの手伝いをしたりでおおわらわでした。
 就大の学生やOGが舞台裏のスタッフとしてかいがいしく働いていて、やはりこれだけの裏方がいないと難しいよなぁと思いました。
 そして本番はお客さんが舞台のすぐ下までいっぱいでした。
 ゲネで言われたことに集中してしまい、一箇所間違えてしまいました。というのがゲネで言われたことは前日に注意されたことをはさんでいたからです。
 これはダンスではよくあることで、ABCの三箇所のうち、Bのダメ出しをされ、次の機会にAとCのダメ出しをされると、Bのことが抜け落ちてしまう。だからノートに時系列でメモるなどをしなくてはいけないのに…できてませんでした。

 今回の公演に参加できて、また色々と勉強になった。特に公演をやる場合のあれこれや、裏方のことなど。
 公演に来られていたO先生とまたMTGやることに。お互い相談したいことがあるので(以上2006/03/13)。

意外なところでダンスつながり2006/03/12 22:00

 Bl@cK_Streetのミーティング。結局今日も2人。表町のマクドで、14時~16時。実質一時間のMTGで決めたのは、チケットのことと収支の予測。係りの種類、今後の流れ。とりあえず今週中にスタッフMTGをやらなければ…。チーム数がまだまだなので、これからの頑張りが大切。

 で、なんとマクドで鴨高OBのバーバラに会う。友人(または彼女)の女性と一緒だったのだが、30分くらい話し込む。彼は6月からNYに3ヶ月ほどアートをしに行くらしい。女性のほうも美学生で、工芸をやっているとのこと。
 それは別段普通の流れなのだが、なんとダンスが好きで、しかもコンテンポラリーや舞踏がすきなのだという。「自分も踊ってみたい気持ちはあるけどなかなか」とのこと。
 山海塾とかピナ・バウシュなどを見たとのことなので、本格的にダンスが好き(というと変ですが)なんだなと思った。思わず話が弾んで、4月の近藤さんの公演のこととか、ルネスのWCOとか、来週の県立大学とか、いろいろと話してしまいました。

 うらじゃの曲は少し進んだ。イントロとか間奏に使う4×8のフレーズ。楽しくなり始めている。仕事が一段落したからか。

 夜はズンのスタジオで近藤ワークの復習。本番は日曜は出ないことを告げる。苦渋の決断(以上2006/03/13)。