「創作ダンス」完成目前!!~山あり谷あり~2013/08/04 08:33

先輩からのアドバイス
第26回「全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)」は来週が本番です。

高校の部活が参加できるダンスの大会としては、恐らく最も古くて長く続いている大会。
「フェスティバル」の名の通り、コンテスト部門と参加発表部門があります。

北九州市立高校は「コンテスト部門」に毎年エントリーしていますが、筒井が関わるようになったのは昨年から。

昨年は、「3.11~忘れてはいけないもの」という、震災をテーマにしたものでした。
4月に決めた「時間」というテーマを6月になって辞めて、3月に一度踊っていた小品を元に、壮大な作品に創り変えました。
この作品は、8月に訪問した釜石でも踊り、3月のチャリティ公演でも踊り、多くの人に見ていただくことができました。


さて、今年は4月7日から月に二度ずつ訪問し、今日が最終回の9回目。


4月~5月は「いかり」や「ストレス」など色々なキーワードを元に「ブラック・スワン」がテーマに。
6月1日の文化祭を目指して創作し、そこまでの段階でできていた作品を発表。
これ、翌6月2日に訪問した時に見せてもらいました・・・


「3.11」を踊った卒業生の、りおな先輩の感想「一つに絞った方がいい」((+_+))
教育実習中の、ちぃ~先輩の感想「何がしたかったの?」(';')

部員からも「構成がブチブチ」「解釈がバラバラ」「まとまりがない」(?_?)


そこで、


テーマが変わることに(^^ゞ
それまで創っていた作品を一切やめて、ゼロから作り直し始めました。



「伝統かぁぁぁ!?(クリリンのことかぁぁぁぁ)」←心の叫び



そこから数えれば今日が五回目。

彼女ら15名は、4月からこっち、文化祭以外は全ての時間をこの作品に費やしていました。
「そんなのは当たり前」と思われるかもしれませんが、北九州市立高校は年間10~20回以上、色々な舞台や大会に立ちますから、ある意味これは奇跡的。


前回7月26日に帰る間際に、テーマと動きとのズレに気付いた部員が相談に来ました。
僕のアドバイスは二点

「納得がいかなければ直前まで粘り続けること」
「迷ったらテーマに照らし合わせこと」

筒井なりの解答を伝えても意味がないので、考えさせる「問いかけ」が大切だし、それが難しい。


今日行ったら、改善されてました。
6月以降の成長は目覚ましく、「創作する」「体で表現する」ということが加速。

嬉しいですヽ(^o^)丿


そんな部員が練習できるのもあと3日。


本番は、8月8日(木)17時23分40秒


今日よりさらにバージョンアップされた作品を見られるのが楽しみでしょうがないです。

写真は「3.11」の先輩たちからのアドバイス。
始めて見る作品に言葉が出てこない・・・。

廃校・ダンス・夏休み・思い出2013/08/13 00:50

自分の中で「廃校」と「夏休み」は相性がいい。
どちらも「思い出」というカテゴリの引き出しにあるからかもしれない。

そんな「思い出」を誘発する時空間での「ダンス」の創作。

これはもう最高と言うしかない。

神戸の作品の最終調整は、その廃校の体育館で行われた。

この写真アルバムは、その時間と空間の「思い出」のごく一部でしかないが、確かに存在した記憶のカケラとして、在りし日と今とを繋いでいる。


止められた蛇口。
止められた蛇口
可愛いひねるやつ(ハンドル)がついているので、利用する人がいるのでしょう。
小学生の頃、夏休み明けに蛇口をひねるとサビの混じった赤い水が出ていたのを思い出します。


生い茂る雑草と閉鎖された校舎。
生い茂る雑草と閉鎖された校舎。
成長のままに雑草が生い茂っていました。校舎はフェンスで立ち入り禁止に。
時間が止まっているのではなく、管理が止まっている、そんな感じでした。


体育館床の換気孔。
体育館床の換気孔。
フロアの換気孔が木製なのは、久々に見ました。


伸びてゆく蔦。
伸びてゆく蔦。
蔦にとっては天国。


開け放たれた扉。
開け放たれた扉。
後ろのにある左右二箇所の扉から、「夏休み」が見えました。


定番のトンボ。
定番のトンボ。
夏休みの体育館にはトンボがよく迷い込んでいます。


パイプ椅子。
パイプ椅子。
主張するパイプ椅子と衣装の準備。


はずされた校名。
はずされた校名。
実は専修学校の前は小学校だったようです。


乱舞。
乱舞。
一人一人が意思を持ち、その意志を「動き」として見る者に伝わるように表現する。
これは、なかなか難しいですが、やっていくうちに、わかっていきます。

こうして神戸の作品は終盤の追い込みで完成に向かっていきました。

ピアノが弾けなかったので、ダンスを始めました2013/08/24 09:47

シンセサイザーのDX7発売三十周年!!

「キーボードマガジン」を衝動買い!!
2013年SUMMER号で、特集は20頁の大ボリューム。

FM音源という全く新しい理論に基づく楽器は、未来的で理論的で、デジタルな感じで。
ブァッっていうブラスの音色とか、今でも他では真似できない。
当時の歌謡曲など大抵の曲にはDX7の音が使われていました。

高校生のとき物理部の先輩が持っていてうらやましかったです。

いつか手に入れたいと思ってました。

キーボードマガジンは、音階や和音の理論が載っていたり、最新CDからキーボードパートの楽譜が載ってたりと、楽器の弾ける人には貴重な雑誌。

ピアノが弾けるわけでもないのに、いつか弾きたいと思って、気に入った曲の楽譜が載っている号は買ってました。

ピアノは教室に通ったりではなく、我流で夏休みとかに弾いてました。
好きな曲を弾いたり、耳コピしたり。

最後に耳コピしたのは吉川洋一郎さんのNHK地球大紀行サントラ「THE MIRACLE PLANET」で、1995年ごろ。
バッハのインベンションも弾いていて、二声は全13曲制覇しましたが、三声は一曲目で制覇するのを辞めました。

結局、ピアノを辞めて、ダンスを始めたのが、1996年1月のことでした。