あけおめバトル20102010/01/17 00:05

 遅ればせながら観戦報告です。

 1月9日にシンフォニービルのイベントホールで、あけおめバトルが開催されました。去年のあけおめバトル以来のバトルイベントの観戦でした。午前は高校のダンス部に行っていたので15時頃から見始めました(ソロバトルの最後の2バトル以降、そしてチームバトルの準々決勝から)。

 色々な意味でとても進化していました。

 技の見せ方も、あおるのも、ディスるのも、おバカなネタも。
 チームごとに様々なアイディアが盛り込まれていて、緊張感の中にもほのぼのとしたアットホームな暖かさを感じました。

 この会場の雰囲気を多くの人に伝えられたらなと、いつも思います。

 2年前の舞踊学会でバトルイベントのRealの映像を解説しながら見せたところ、色々な大学の先生から「おもしろい」と言われました。そして、ある先生には、色々と工夫すれば興行的に成り立たせるイベントにもできると言われました。
 相撲でも幕下とかは好きな人だけが見られるコアな時間です。最後の二時間が地上波での本放送。バトルイベントもフルトーナメント全てを見るのはコアな人で、やはり最後の勝ちあがって来たところは、誰でも楽しめる要素があるように感じます。

 僕も今年はもう少し時間を作って、インタビューをしたり研究をしたり、迫力のある映像を作る工夫やお手伝いができたらなと思います。創作意欲がわいてきました。

DJタイムのサークル
 ところで、岡山で正月に開催されるバトルのイベントは2005年に岡山武道館で開催されたのが第一回目だと思います。倉敷芸文館で開催されたことも。去年はシンフォニー。
 そして多分(違っていたら済みません)岡山で最初にチームバトルを始めたのがこのイベントでした。地域ごとのチームバトルは、いつも練習しているメンバーの息のあった技や雰囲気が見られて、見ていてとても楽しくなります。
 DJタイムのサークル


 オーガナイザー、スタッフの皆さん、ダンサーの皆さん、お疲れ様でした。
 来年も楽しみにしています。

部分日食、ビックカメラ岡山店をパクリ2010/01/16 22:44

 昨日、西日本で部分日食が見えました。
 事前の数箇所のロケハンをして、この場所に決めました。
 欠け始めの16時55分ごろは雲が邪魔していたのですが、次第に高度も下がり、雲をかわしました。
 さらに、欠け始めは街並みと太陽の両方に露出を合わせるのが難しいのですが、高度が下がり、太陽の光量が落ちてきて、ちょうど良い感じになりました。

2010/01/15 部分日食
カメラ:RICHO caprioR2
日時:2010年1月15日17時10分
撮影場所:岡山市中区









 奇跡のショット

 拡大するとわかるのですが、太陽が沈む方向(斜め右下)にビックカメラ岡山店があります。それを今まさにパクリと食べるかと思いきや…。
 このあとは、地平線すれすれの雲に隠れて行きました。

 右端で切れているのがベネッセ本社ビル。そのすぐ横にファミールタワープラザ岡山。他にもグレースタワー1と2、ホテルグランヴィア、住友生命ビル、クレド岡山などが見えています。

 色々な条件がうまく合わさって、こんなにも撮りたい絵がきれいに撮れるとは…
 感無量です。

波紋を呼ぶには…2010/01/06 23:45

 写真を撮るのがが好きです。
 ビデオを撮るのも好きです。
 ダンスのビデオは、1998年以来300本以上撮りました。
 先日「そりゃ撮りすぎでしょ」と照明のプロの方に言われました。

 ダンスのビデオにしても写真にしても、撮り方にこだわりがあります。
 ダンスのビデオの撮り方についてはまた別で話すとして、去年撮った、ダンスではない写真を1枚。

波紋の形~1~
カメラ:RICHO caprioR2
撮影場所:台所











 夜中に台所から水琴窟(すいきんくつ)のようなきれいな音色が聞こえてくるので、行ってみたらこんな感じで、水滴が跳ね上がっていました。
 何度も失敗して、露出やシャッタースピードやピントなどを調整してようやく撮れました。
 そしてもう1枚。

波紋の形~2~
カメラ:RICHO caprioR2
撮影場所:台所











 波紋の形は、同じ形は二度とはなくて、聞こえてくる音のパターンもそのつど違うので、もどかしいけれどそれが素敵でもある。
 水滴の大きさがちょうどよくて、溜まっている水の深さも適度に浅くないといけなくて、たくらんで作ろうと思ったら、きっとすごい労力と時間とノウハウが必要なのだと思うのだけれど、何かの偶然で、あるときそれは突然起きるのである。

 それが「自然」の不思議さだと思う。
 家の台所にも、そういう自然が潜んでいるのが嬉しいです。

 こういうのを見ると、「ダンスに生かせないかな~」と考えるのだが、中々難しい。数年前に神戸で高校生が作っていた作品に、波紋をモチーフにしていたのがあって、そのラストがこんな感じでした。

 この正月に新しいダンスのアイディアを思いつきました。舞台装置のアイディアです。実は思いついたのは2年前くらいで、「高校生の作品に」と思っていたのですが、自分が作ったほうが早いような気がしてきたので、休み中に装置を作るための資料をいろいろと集めていました。
 3月に舞台に載せれればと思います。

元旦の月と太陽2010/01/05 22:06

 ほぼ二年ぶりに書き込みます。この二年間で色々と状況や環境が変わりましたが、今年は色々と発信していく予定です。
 昨年末に一記事に写真が二枚以上アップできるようになったのが、ここで発信する大きな理由の一つです。

 さて、今年の元旦は、日本で始めて「元旦の月食」が見られるということで、天体観測の仲間と繰り出しました。日本では過去に一度も元旦の日に月食があったことはないのです。ならば初めての元旦月食は是非見なくてはと思いました。それに、ここ数年月食を見ていなかったので。

 前日の大晦日は毎年紅白を見ています。舞台演出の参考になるからです。

 そして午前3時に出発。今回は総勢七人でした。
 海辺なので風が強くて、しかも快晴なので放射冷却。
 とにかく寒い。
 そんな極寒の中、撮影したのがこれです。

2010年01月01日 部分月食
望遠鏡:C5 + 25mm
カメラ:RICHO Caprio R2
日時:2010年1月1日4時32分
撮影地:岡山県瀬戸内市








 手持ちで撮ったので多少ぶれてます

 肉眼で見るとまぶしくて、ここまで欠けているようには見えないのですが、写真に撮ると欠け際がきれいにグラデーションになってます。
 何年ぶりかに撮った天体写真です。

 さらに寒さが増してきて、車に避難したりしながら、夜明けを待ちました。
 そして、夜明け前の東の空がこれ。

2010年1月1日 夜明け前
カメラ:RICHO Caprio R2
日時:2010年1月1日6時53分
撮影地:岡山県瀬戸内市









 空が海に反射していて、とてもきれいでした

 そしてようやく日の出。

2010年1月1日 初日の出
カメラ:RICHO Caprio R2
日時:2010年1月1日7時19分
撮影地:岡山県瀬戸内市









 雲があって日の出時刻を8分ほど過ぎています

 そんなわけで、ここ数年来ではいつになく原点に返った年でした。
 今でこそダンスをしていますが、元々は天文・物理・理科教育・科学研究・課題研究などの活動がメインだったので、久々に新鮮で落ち着けました。
 さて、今年は1月15日に部分日食、月食があと二回(6月26日、12月21日)。
 当たり年ですね。

 さて、なぜ今年が日本で始めての元旦の月食かといえば…

 明治以降では月と太陽の関係で今年が始めて。
 それ以前は、陰暦のため1月1日は必ず新月となります。
 だから満月の日に起きる天体現象である「月食」は絶対に起きなかったのです。
 ちなみに次回は19年後。

 今年は国民文化祭の年です。
 いい舞台とたくさん関われるようにと思います。

9年目にしてしてウィンドミル2008/04/03 03:09

一応回れたウィンドミル(にしては身体が起きすぎ)
 9年前…

 多分9年前の1999年です。

 初めてウィンドミルを教えてもらいました。
 汽車公園で井上さんが教えてくれました。

 井上さんは岡山のブレイクシーンを切り開いた人といっていいと思います。
 当時はダンスのビデオなんてほとんど無かったですが、Rave2001という深夜番組で毎週ダンスを見ることができました。SAMが司会をしていました。大阪の伝説のブレイキンチームBRONXの全盛期でした。

 岡山では城地下よりは汽車公園がプレイカーの中心地でした。


 ウィンドミルはとても難しくて、なかなかできなかったです。


 その後も色々なコツをつかんで、僕も生徒に教えるようになりました。アドバイスをすると生徒はどんどんできるようになったけど、自分はちっともできません。

 そりゃそうです。


 練習しないからです。

 せいぜい月に一度。しかも1回あたり10分程度。
 これではできるはずがありません。


 でも、この2月のDSfMという校内イベントの日。
 生徒に教えながら、「こうやるといいよ」と自分が動いたら、なぜか回れました。その後も二週間に一度くらいしか練習時間が無かったのですが、何とか二周回れるようになりました。


 これは嬉しいです。

 とても嬉しいです。


 40すぎてウィンドミルが初めて回れるようになったのって、世界中で何人いるんやろ?

 遅すぎやろ~


 でもやりたかったのでやりつづけました。

 ちょっとずつ練習していたのが蓄積して、いつのまにかできるようになっていたんだと思います。


 スムーズに回れたときの、あのふわっとした感じは…なんだか身体が軽くなったみたいでした。

 ウィンドミルに9年もかけ続けられたのは、僕の周りがいつもダンスの好きな人で満たされていたからです。

 そんなみんなに感謝です。

本日をもって退職2008/03/31 22:03

 今日が最後の部活でした。
 そして、今日が最後の鴨方高校の日、 10年間の高校教員としての最後の日でした。

 前回のブログが昨年の総文祭の直後なので、ずっと放置したままでした。
 ばたばた忙しかったり、精神的にゆとりが無くて、気が付けば最後の日です。

 といってもそれほどの感慨はないです。
 非常勤なので、常に複数のことに足を突っ込んでいたのもあるし、今後も関係は続くだろうという確信があるからです。

 ちなみに、今日は総文祭の曲選びをしました。

 思えば10年本当にいろいろなことがありました。
 でも、明日からも同じような日常が続くと思います。
 今まで知り合った多くの人との関係はこれからも続きます。

 明日からは大学の教員(フルタイム)ですが、今までと大きな違いは無いと思います。
 職場が違うくらいですか…。



 なんにせよ、楽しい10年間でした。
 この10年間に出会った全ての人が自分の先生です。


 ありがとう。
 そしてこれからもよろしくお願いします。

虚脱状態解消に大人買い2007/06/30 02:36

 何でもそうなのだが、大きな仕事が終ると、虚脱状態になる。体力的にも精神的にもベストの状態で本番を迎え、そして終れば後はぼーっとする。

 毎年の総文祭もそういうステージの一つですね。

 先週の土曜に本番が終わり、日曜は児童館のボランティアをしたりNPO活動。月曜は午前は授業。でもまだボーっとして何もする気が起きなかったので、ここは一つスッキリするためにと思って、紀伊国屋書店に久々に行った。
 そこで、文庫と新書に限定して、帯などを見て「これは」と思うものをどんどん手にとる。そして気が付くと13冊。

文庫と帯のあおりです。
 東野圭吾「天空の峰」…東野圭吾が描いた最大の国家危機。
 横山秀夫「深追い」…横山ミステリーの最高峰。
 楡周平「フェイク」…抱腹絶倒の傑作コン・ゲーム。
 志水辰夫「行きずりの街」…このミステリーがすごい1991年度第一位。
 沢木冬吾「償いの椅子」…何度読み返しても初めから最後まで読み通さずにはいられない。
 朔立木「死亡推定時刻」…『砂の器』『火車』に並ぶ名作。

 多分一度しか読まないような本もあるかもしれないけど、ま、賭けてみました。

一方新書はタイトルと目次で選んだ。
 「生物と無生物のあいだ」
 「生物が子孫を残す技術」
 「いじめの構造」
 「ヒトはなぜヒトをいじめるのか」
 「スーパーコンピューターを20万円で創る」
 「モバゲータウンがすごい理由」

あとは漫画雑誌で
 「ビッグコミックスピリッツ」。
 これは「21世紀少年」を連載読みしているので。

 迷わずレジに行くと、しめて9,700円。一万円は越えないだろうと思っていたがギリギリでした。正直かなりスッキリした。でもこの本たち。いつ読めるのだろうか…。

 実は買ったけど読んでない本たちがまだまだあるのであった。東野圭吾の「幻夜」や新書の「昆虫~驚異の微小脳」「時間はどこで生まれるのか」など、確実に面白い本が後回しでとってある。

 珍しくどのカテゴリにも属さない話でした。
 次は「うらじゃ」です。

感動超大作公開間近【総文祭】2007/06/20 15:03

 今週末6月23日(土)、倉敷市芸文館大ホールで、岡山県高等学校総合文化祭のダンス発表会が開催される。岡山県内の高校ダンス部の唯一の公式大会で、毎年6月に開かれている。

 現在そのための創作→踊りこみの真っ最中。すでに練習日は今日と明日の2日間のみとなり、日々緊張の毎日…、にようやくなりました。
 先週までは、甘かった。

 さて、今年のテーマは「Battle against Wolves(狼たちとの闘い)」。
 果たして狼との闘いに勝利して平和な日々が訪れるのか、それとも…。

 踊りの勢いは出てきたのだけれど、そうなると丁寧な表現にならず雑になったり、揃うところがばらばらになったり…。バランスが難しい。

 日曜は2年を含めた最後の練習。でもまだまだだった。
 月曜は曲の最後の編集ができて提出。この日の練習からようやく緊張感が出てきた感じ。
 今日はステージのサイズで練習できる最後の日で、明日は当日の日程などの打ち合わせ。明後日は照明合わせ。
 そして土曜日。公演は午後13:00より、出番は九番目なのでおそらく13:40過ぎ。

 曲と作品がよいので、それに負けないように踊りきれるか。
 そして、果たして狼に勝てるのか…。

ダンス部公演直前!!!2007/03/16 00:33

 昨年11月以来のブログです。この間部活も、その他の仕事も、プライベートも、とにかくいろいろあったわけですが、とりあえずは来週の3月23日(金)にダンス部の公演「三月公演」を開催します。

 17時開演、18時終了予定(開場は16時30分)。全席自由/入場無料。
 場所は浅口市中央公民館ホール(JR鴨方駅から徒歩5分)。

 何しろ高校のダンス部で公演をしているところはあまりなくて、何から何まで手探りで、大変でした。そのあたりの話はまた気が向けばします。

 まずはご報告まで…。

超刺激的アート~身体の拡張~2006/11/08 08:52

 昨日と今日、ダンスとメディアアートの融合に関するワークショップに参加してます。昨日が一日目で、場所は岡山に新しく出来たアートスポット「ノイエ・ルイーナ」です。ダムダのプロジェクトの一環?みたい。
 講師はカナダのアーティストの二人組みで、一人がコンテンポラリーダンサーでもう一人がメディアアーティスト。昨日はMAXというソフトを使って、どんなことができるかという実験をしました。

 MAXはインプットとアウトプットがあって、インプットは、ビデオに自分が写っている画面上の位置、体につけられる角度センサーの傾き、音など様々。アウトプットは、画像の色合いやコントラストやズームなどの画像エフェクト、画像の再生スピードやディレイの秒数、モーションカメラの首振り角度、サーボモーターの制御など様々。

 例えばフロアーを歩いていて、それを写しているビデオ映像がプロジェクターに写っているのだが、画面上であるところまで歩くとスイッチが入り、以後スローモーションで映像が再生される。こちらは動いているのに映像の中の自分はなかなかついてこない。逆に何秒か映像をためておいて後から早回しで再生して追いつく。そんなことが出来ます。
 またカメラを二台使って、一台は自分の位置を検知する為に天井から真下に向いていて、その画面上のどの位置にいるかに応じて、もう一台の首振りカメラが自分を追いかけてくるというもの。

 そこに二人が入るとどうなるか。
 二人が同時に動くとかなり迷ってギクシャクするのだが、一人がぴたっと止まれば、もうその人は追わない(そうプログラムされている)。そんな感じのことをして2時間遊びました。今日は実践編で、音響もからめてやるそうです。

 このMAXというソフトは自由度がとても高くて、自分でスクリプトを書けば何でも出来てしまう。例えばアウトプットをDMX制御の照明装置につなげば(USBでつなげられるらしい)、自分の動きに合せて明るさや色がスポットの向きが変わったりもできるし、一つのインプットを複数のアウトプットに渡してやることもできるし、インプットの値をそのままアウトプットに渡さずに関数に入れてやることで、より滑らかな表現も可能になる。
 また、それらの数値を元にリアルタイムでCGを描くこともできる。
 センサーも、温度センサーや加速度センサーなど何でもつなげられる。

 そこで思いついたのは、例えばこんな感じ。
  • 一人二役のダンス
     一秒遅れの映像と二秒遅れの映像を同時に映し出して、輪唱のようなダンスや「一人ちゃんばら」をやる。
     これは以前EffecTVの存在を知ったときに、「画面の中にいる5秒前の自分と関わる」というのを思いついて、それからの発展ですね。EffecTVだと自分が二人同時に画面に写るのは難しいけど、MAXなら出来そう。

  • 「関わり」を映像化
     天井につるした位置検出用のカメラで、色分けした服を着たダンサーを写し、人それぞれがどこにいるかをインプットにし、それらの位置に応じて、舞台に見立てた長方形の中に円を描く。ダンサーが移動すれば円も移動する。
     ダンサーに取り付けたセンサーで、激しく動いているダンサーは円ではなくギザギザの形にする。色を変えてもいいかもしれない。
     そして、二人がある距離以上近づき、しかも3秒以上その距離内にいると、2つの円がぷよぷよみたいに融合して一つの楕円になる。また離れれば一つずつの円に戻る。

 ちなみにこのソフトは10万円くらいしますが、性能から行けばかなり安いですが、ちょっと今はまだ買えません。