ピアノが弾けなかったので、ダンスを始めました2013/08/24 09:47

シンセサイザーのDX7発売三十周年!!

「キーボードマガジン」を衝動買い!!
2013年SUMMER号で、特集は20頁の大ボリューム。

FM音源という全く新しい理論に基づく楽器は、未来的で理論的で、デジタルな感じで。
ブァッっていうブラスの音色とか、今でも他では真似できない。
当時の歌謡曲など大抵の曲にはDX7の音が使われていました。

高校生のとき物理部の先輩が持っていてうらやましかったです。

いつか手に入れたいと思ってました。

キーボードマガジンは、音階や和音の理論が載っていたり、最新CDからキーボードパートの楽譜が載ってたりと、楽器の弾ける人には貴重な雑誌。

ピアノが弾けるわけでもないのに、いつか弾きたいと思って、気に入った曲の楽譜が載っている号は買ってました。

ピアノは教室に通ったりではなく、我流で夏休みとかに弾いてました。
好きな曲を弾いたり、耳コピしたり。

最後に耳コピしたのは吉川洋一郎さんのNHK地球大紀行サントラ「THE MIRACLE PLANET」で、1995年ごろ。
バッハのインベンションも弾いていて、二声は全13曲制覇しましたが、三声は一曲目で制覇するのを辞めました。

結局、ピアノを辞めて、ダンスを始めたのが、1996年1月のことでした。

廃校・ダンス・夏休み・思い出2013/08/13 00:50

自分の中で「廃校」と「夏休み」は相性がいい。
どちらも「思い出」というカテゴリの引き出しにあるからかもしれない。

そんな「思い出」を誘発する時空間での「ダンス」の創作。

これはもう最高と言うしかない。

神戸の作品の最終調整は、その廃校の体育館で行われた。

この写真アルバムは、その時間と空間の「思い出」のごく一部でしかないが、確かに存在した記憶のカケラとして、在りし日と今とを繋いでいる。


止められた蛇口。
止められた蛇口
可愛いひねるやつ(ハンドル)がついているので、利用する人がいるのでしょう。
小学生の頃、夏休み明けに蛇口をひねるとサビの混じった赤い水が出ていたのを思い出します。


生い茂る雑草と閉鎖された校舎。
生い茂る雑草と閉鎖された校舎。
成長のままに雑草が生い茂っていました。校舎はフェンスで立ち入り禁止に。
時間が止まっているのではなく、管理が止まっている、そんな感じでした。


体育館床の換気孔。
体育館床の換気孔。
フロアの換気孔が木製なのは、久々に見ました。


伸びてゆく蔦。
伸びてゆく蔦。
蔦にとっては天国。


開け放たれた扉。
開け放たれた扉。
後ろのにある左右二箇所の扉から、「夏休み」が見えました。


定番のトンボ。
定番のトンボ。
夏休みの体育館にはトンボがよく迷い込んでいます。


パイプ椅子。
パイプ椅子。
主張するパイプ椅子と衣装の準備。


はずされた校名。
はずされた校名。
実は専修学校の前は小学校だったようです。


乱舞。
乱舞。
一人一人が意思を持ち、その意志を「動き」として見る者に伝わるように表現する。
これは、なかなか難しいですが、やっていくうちに、わかっていきます。

こうして神戸の作品は終盤の追い込みで完成に向かっていきました。

「創作ダンス」完成目前!!~山あり谷あり~2013/08/04 08:33

先輩からのアドバイス
第26回「全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)」は来週が本番です。

高校の部活が参加できるダンスの大会としては、恐らく最も古くて長く続いている大会。
「フェスティバル」の名の通り、コンテスト部門と参加発表部門があります。

北九州市立高校は「コンテスト部門」に毎年エントリーしていますが、筒井が関わるようになったのは昨年から。

昨年は、「3.11~忘れてはいけないもの」という、震災をテーマにしたものでした。
4月に決めた「時間」というテーマを6月になって辞めて、3月に一度踊っていた小品を元に、壮大な作品に創り変えました。
この作品は、8月に訪問した釜石でも踊り、3月のチャリティ公演でも踊り、多くの人に見ていただくことができました。


さて、今年は4月7日から月に二度ずつ訪問し、今日が最終回の9回目。


4月~5月は「いかり」や「ストレス」など色々なキーワードを元に「ブラック・スワン」がテーマに。
6月1日の文化祭を目指して創作し、そこまでの段階でできていた作品を発表。
これ、翌6月2日に訪問した時に見せてもらいました・・・


「3.11」を踊った卒業生の、りおな先輩の感想「一つに絞った方がいい」((+_+))
教育実習中の、ちぃ~先輩の感想「何がしたかったの?」(';')

部員からも「構成がブチブチ」「解釈がバラバラ」「まとまりがない」(?_?)


そこで、


テーマが変わることに(^^ゞ
それまで創っていた作品を一切やめて、ゼロから作り直し始めました。



「伝統かぁぁぁ!?(クリリンのことかぁぁぁぁ)」←心の叫び



そこから数えれば今日が五回目。

彼女ら15名は、4月からこっち、文化祭以外は全ての時間をこの作品に費やしていました。
「そんなのは当たり前」と思われるかもしれませんが、北九州市立高校は年間10~20回以上、色々な舞台や大会に立ちますから、ある意味これは奇跡的。


前回7月26日に帰る間際に、テーマと動きとのズレに気付いた部員が相談に来ました。
僕のアドバイスは二点

「納得がいかなければ直前まで粘り続けること」
「迷ったらテーマに照らし合わせこと」

筒井なりの解答を伝えても意味がないので、考えさせる「問いかけ」が大切だし、それが難しい。


今日行ったら、改善されてました。
6月以降の成長は目覚ましく、「創作する」「体で表現する」ということが加速。

嬉しいですヽ(^o^)丿


そんな部員が練習できるのもあと3日。


本番は、8月8日(木)17時23分40秒


今日よりさらにバージョンアップされた作品を見られるのが楽しみでしょうがないです。

写真は「3.11」の先輩たちからのアドバイス。
始めて見る作品に言葉が出てこない・・・。

「うらじゃ」の本番が目の前2013/07/30 02:18

岡山には「うらじゃ」という祭があります。
1994年に、岡山の昔話をもとにした「温羅(うら)」を祀る「鬼祭り」として始まりました。
今年は第20回になります。

踊りとしてはパレード形式の、いわゆる「よさこい」系の祭り踊りと、スタンディング形式の両方があります。

鴨高ダンス部は2000年の第7回目から参加して、今年で14回目
「大和魂」という連名は、多くの方に知っていただいています。

毎年入学と卒業が繰り返される部活の連ゆえの制限がありますが、三年しか大和魂として踊れないということが爆発的なエネルギーになります。

のはずなのですが、直前までハラハラするのも毎年のこと。
山あり谷ありですが、本番を見られるのを楽しみにしています。

今年の作品は、背中がきれいでした。
大和魂らしさがあり、新しい要素もあり、完成品を見てみたいと思いました。

ブログとFBの連携実験中

ダンスとビデオカメラ2013/07/19 04:25

ビデオを見ながらメモする
ダンスの指導にはビデオカメラを使う。そのわけは、記憶力が無いから(^^♪
生徒は一人一人が自分に対するコメントを期待している。でも全部見られるはずが無い。ならば、ザックリとしたコメントで良いのかというと、それでは次の上達ステップは弱い。
だからビデオカメラで撮影して、再生しながらのコメントと、生徒が自分で自分にコメントする時間を作ります。

ビデオで見て初めてわかる「これが自分っっ?」に、みな衝撃です。

1998年、ダンスの指導を始めたときはSONYのTRV-900でした。

ブログからFBへの連携実験中です。

ブログとFBの連携の実験です2013/07/19 03:27

寿命で倒れた桜の樹
「あさブロ」というどちらかと言うとマイナーなブログを使っている。

広告表示が無い、HTMLやCSSでのカスタマイズが可能などが気に入っている点。
ただし、FBへの連携機能は装備されていないので、自分で色々なツールを駆使する必要がある。

そこで、RSSリーダーを使って連携してみた。

写真は倒れた桜の樹。樹齢60年くらいとのこと。
もちろん「写真は記事の内容とは関係がありません」です。

表現系とリズム系2012/06/24 11:49

「海賊」の一場面
創作のアドバイスをしていた鴨方高校の「海賊」が岡山県の総文祭で「表現系」の代表に選ばれました。
2005年「脱獄」以来の三度目です。
今年のテーマ「海賊」のストーリー展開は、わかり易さの中にも意外性があって面白さが伝わったのかなと思いました。

鴨方高校の作品は、動きはリズム系のストリートダンスですが、毎年表現系部門に出品しています。
「脱獄」以降は「ストリートチルドレン」「三匹の子豚」「覚醒」「ストリートバスケ」「鬼ごっこ」「怪盗」。
こうして並べてみると、どれも個性があって工夫がありました。

なぜ表現系なのか、その理由は愛好会時代にさかのぼります。
1999年にダンス愛好会ができ、秋に朝日高校であった講習会で講師の岡大の村田先生(現筑波大)が言われた言葉

「体の動きはヒップホップの動きでもいいから、何かテーマを表現しなさい。それが表現系です。」

それまでも今でも、表現系・リズム系と区別することに違和感を感じている僕は、このアドバイスが心に残りました。
そこで翌2000年に初めて総文祭に出るときに「リズム系」の動きで「テーマ」を表現する作品創りを意識しました。
講評の村田先生には「リズム系と表現系の新しい融合」と言われました。

以後、鴨高はずっとそのスタイルを貫いています。
今まで何度か「普通のリズム系を創りたかったらそれもいいし、みんなのやりたいようにやればいいよ」
と言ったことがありますが、部員は「ありえない」と一笑し「鴨高スタイル」を曲げません。
嬉しいです。

今回の作品は7月22日に倉敷市真備町にあるマービーふれあいセンターで再演させていただけることになりました。
皆さんに感謝です。

ダンスバカ2012/06/18 19:44

ほたるのミュージカル
今日からFBとの連動を始めるので、ちょっと気合入れます。

さて、今日職場で「疲れてるねと言われました」。大して何もしてないのに何でだろう…。
そこで先週を振り返りました。

水曜日…
 鴨高で朝練
→大学で講義
→午後は休暇
→土曜の鴨高の照明案の打ち合わせに業者にビデオを見せに行く
→倉敷の高校で最後のレッスン。こちらも同じ土曜のステージ
→夜は浅口の小中学生のチームでうらじゃの練習
→その後、岡山で衣装の業者と打ち合わせを23時過ぎまで

木曜日…
 鴨高で朝練
→仕事終了後の夕方、15分の打ち合わせのために鴨高に移動

金曜日…
 鴨高で朝練
→真庭市に小学生のミュージカルの本番を見に行く(少しアドバイスした縁で)
→ちなみにこの日は一日休暇
→午後から土曜のためのリハーサルに合流
→夜は職場の飲み

土曜日…
 午後が本番なので、ゆっくり出かける
→鴨高も倉敷の高校も本番です
→夕方はうらじゃの抽選会

日曜日・・・
 午前はケータイの講演会で2時間喋る
→午後は九州の高校にダンスのアドバイスに行き帰宅は深夜。

 疲れて当然か・・・

「ダンスの教え方」教えます~02~2012/05/06 01:46

第二回  曲のリズムを感じて、体を動かそう!!

 ダンスには「曲」と「動き」があります。

 「曲」はタイミングを揃えてくれます。
 曲を手がかりにして、全員の動きが揃います。
 だから、曲をよく聞かなくてはならないし、その曲のどの音で合わせるのかが一致していないとずれてしまいます。
 曲には「拍」があるので、それを意識して聞くことを心がけましょう。

 「動き」は単純な動きもあれば、難しい動きもあります。
 まずは誰でもできる動き、たとえば手拍子を揃えてみましょう。
 揃えば、全員の気持ちが一つになったような気がして爽快です。

 手拍子が揃わないのなら、ダンスも揃いません。
 音の取るタイミングが違うからです。

 何でもいいので曲をかけながら,
 目をつぶって、手拍子をして見ましょう。
 ゆっくり歩きながら、手拍子をして見ましょう。
 早く歩きながら、手拍子をして見ましょう。

 全員の音は一つに聞こえますか?
 一つでなければ、よく音を聞くように指示しましょう。

 指導者がコメントするには
・揃っているかどうか。
・揃っていないのはどこか。
・動きが曖昧なのはどこか。

 こういったことを客観的にコメントしていきます。
 一度にたくさん見るのが大変ならば、2×8などで区切っても構わないです。

 そうやって、ずれているところをコメントすると、少しずつ音の取り方が体に入っていきます。

「ダンスの教え方」教えますfor中学校教諭(体育)2012/05/02 09:58

2012年から中学の体育で、「ダンス」が男女必修となり、一年生と二年生は全員ダンスの授業を受けることになります。

でも、中学の体育の先生方が教員免許を取るために大学に通っていたときには、「ダンス」の講義は受けていない人が多いと思います。
「ダンス」は選択科目ですからね。

習ったこともないし、教えたこともないし、自分も踊れない。
でも目の前には生徒が、授業が、・・・
一体どうすりゃいいの~!!!

でも大丈夫です。
ダンスを上手に踊れなくても、ダンスの楽しさを教えることはできるからです。

「まず、自分がダンスを上手に踊れるようになって、それから教える」
そう考えるとしんどいですが、
「生徒と一緒にダンスの楽しさを共有する」
くらいに考えておけば、良いとおもいます。

なぜなら、ダンスはコミュニケーションだからです。

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今回ブログに書くために「教える」を英語で言うとどうなるのか、色々調べました。

teach 教える
educate 正式な教育機関で教える
instruct 特殊な分野について系統立てて教える
give lessons 教授する
他にも、guide、coach なんて言葉ありました。

僕が10年以上続けてきたことは、どの言葉でもないなと思いました。
そこで見つけたのがこれ、

communicate 伝達する、感染させる、感情などが伝わる、

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そうです、体で伝えるのがダンスです。
伝えるのに、上手とか下手とかは無く、まずは伝えようとするかどうかが大事です。
伝えようという意思さえあれば、動きが上手くなくても伝わります。

でも、自分は動きが下手だから恥ずかしい、だから尻込みしてしまう。
これ普通ですね。
ならば簡単な動きから始めればよいのです。

じゃあどうやって・・・?
それは次回にまた。
次回は簡単だけど楽しくなる、そんな動きを紹介します。